「仕事でMacBook Proって使えるの?」の連載記事第2回目になります。前回は、現在どんな風に使っているのかをざっくりまとめてみましたが、今回は自分のMac歴をふり返りながら、どんな感じで現在に行き着いたのかをまとめています。
※こちらの記事は2016年4月24日に加筆・修正して再アップしています。
同程度のマシンスペックだったら、身軽な方を選ぶ
デザイン業界に入って長くなりますが、実はMacBook Pro(以下、MBP)で仕事をしているのは今回(2009年当時)が初めてです。
前回「外で仕事や作業をする事が多くなってきたから」という理由で、G5からMBPに切り替えたのが大きな理由なんですが、もっと細かくいえば「使っていたG5と同等の体感速度のPCが持ち運べる」という方がしっくりきます。
今は予備機&BGM&ビュアーとして使っているマシンPowerMacG5(最終バーション)が、去年(2008年)の10月まで使っていました。
※現在は2010年モデルのMacBook Pro(mid2010)にSSDとHDDを搭載させたモデルになっています。
★関連リンク
↑左がG5。右が現在使用しているMBPです。
「MBPってやっぱりデスクトップと比べて、当然スペックは落ちるでしょ?」と、正直思っていたんですね。
で、ここでいろんな条件が出てきたのもあるんですが、まずは私のMac歴を少し説明させて下さい。
購入した順番に説明していきます。
- PowerMac8500/120(初めて購入したMacです)
- 上記のマシンにG3カードを取りつけ、延命処理
- サブマシンにpaforma6310(頂いたマシン)
- 4.PowerBook2400/180(友人から購入)
- PowerMacG4(quicksilver)
- PowerMacG5(写真左:M9748J/A)
- MacBook Pro(写真右:2008年モデル/15inch)
といった感じです。
実は4番目の時にノート型のMacを持っていて、サブマシンとして使っていました。このときに使用していたPowerMac8500とPowerMac2400とでは、スペック的にもかなり差があったんですね。当時、フォトショップでイラストを描いていた時期もありまして、PowerMac2400ではスペック的にかなり厳しい状況でした。
そして今回、MBPに移行した決定的な後押しは
1.「作成するデータの作り方の考え方が変わった」
●出来る限り修正可能なデータ作りを心がける
2.「スペックと価格のバランス」
●本体を購入するのは、直販店、電気屋、パソコンショップ、中古、新古と様々な方法がある。
3.「MBPをお持ちの現役のデザイナーさんに話を聞いて、実際に触らせてもらった」
●実際に触って、体感をして自分が使っているときの感覚を想像してみる。
という3つがMBPに決めた要因です。
以上の3点を次回「MBPを使って仕事にするにあたって、多角的に判断して導入する」で詳しく紹介します。
周辺機器やデュアルディスプレイの効能等とかも紹介できれば…と思います。
ちなみにキーボードは、別売で販売しているワイヤードのキーボードを使っています。
仕事でテンキーはやはり必須なので…本当はテンキー付きのコードレスキーボードが欲しいんですけどね…appleさん、作ってくれないかな?
「仕事でMacBook Proって使えるの?」連載一覧
- 【第1回】我が事務所ではこんな感じ
- 【第2回】自分のMac歴からみる、今のMacBook Proに落ち着いた経緯
- 【第3回】「QuarkXpress4でグラフィカルなページを作る行程はこんな感じだった」
- 【第4回】「Power MacG4からPower MacG5へ。OS9からOSXへ。〜そしてG5を購入した理由〜」


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コメント
こんにちは。前回のエントリでは丁寧なお返事をありがとうございました!
私は、使っていたG5がかなり不調になってきたため、修理やリカバリなどの対応でどうにかできるのか買い換えなのか等々経費の問題を含め一時的に個人のMBPでつなごう、という事情で私物のMBPを持ち込み、G5に接続していた20インチモニタを繋いで作業をしていました。が、結局G5はそのままにするしかないということになり(ありがちですね・笑)、たまたま知人からMacProを個人的に譲り受けていたのでそれを持ち込んだ、という経緯なのでした。250MBの画像を数個配置したりすると、やはりMacProのパワーは頼もしいので。あとは、あまり推奨されてはいない使い方かも知れませんが、アートボードを複数設置して色違い、という使い方もMBPよりできるので助かっています。色別(アートボード別)にJpegなどの書き出しが出来るのが、私の場合非常に便利なので。
お役に立てるかどうか疑問ですが、経緯をお伝えしてみました。また別エントリももちろん楽しみにしています☆
michiru_ さん>>>
貴重な体験談、ありがとうございます!
Mac Proを譲り受ける条件というのは、かなりレアなケースですが…(笑)
とかく大きなデータを扱うときには、やはりMac Proのパワーは頼もしいですよね。
大きなオブジェクトに対してアピアランスをかける、作り込んだIllustratorのデータをpsd形式で書き出しをするときもやはり、Mac Proに軍配があがります。
扱う素材、媒体でマシンを購入するのもひとつの選択肢だと思います。
このご意見も踏まえて、この連載を進めて行こうと思います。ありがとうございました!!