【仕事環境】仕事でMacBook Proって使えるの? 〜第3回〜 「QuarkXpress4でグラフィカルなページを作る行程はこんな感じだった」

今回は「QuarkXpress4でグラフィカルなページを作る行程はこんな感じだった」という題名でお話しようと思います。前回のお話の中で「MBPに移行した決定的な後押し」を下記のように記述しました。

1.「作成するデータの作り方の考え方が変わった」
●出来る限り修正可能なデータ作りを心がける

2.「スペックと価格のバランス」
●本体を購入するのは、直販店、電気屋、パソコンショップ、中古、新古と様々な方法がある。

3.「MBPをお持ちの現役のデザイナーさんに話を聞いて、実際に触らせてもらった」
●実際に触って、体感をして自分が使っているときの感覚を想像してみる。

簡潔に書くとこんな感じなのですが、それぞれ経緯や環境が複雑に入りくんでいるので…折角なので、自分の仕事環境の変化も合わせてお話いたします。
昔からこの業界にいた方は「ああ、あったあった」と懐かしく思っていただいても結構ですし、最近DTPを始められた方は「こんな時代があったんだ…」と、話のネタにして頂ければと思います。

まずは1番目の「作成するデータの作り方の考え方が変わった」のお話です。
これも複数回に分けてお話いたしますので、興味のない方は読み飛ばして頂いてかまいません(笑)

この業界に入る前まで、実は私、Photoshopでイラストを描いていた事もあり、その影響からか、グラフィカルなテクスチャやパーツをPhotoshopで作り込むクセがありました。

そんな中、8年ほど前に一人暮らしをする時に、Power Mac G4(quickSilver)を購入し、当時の仕事環境はOS9環境で、QX4.1、Illustrator9、Photoshop6で作業をしていました。

QX4.1でゲーム・PC雑誌の仕事をやっていた時は、キリヌキ画像にシャドウや発光するような処理を多用することが多く、これがまた一苦労でした。

方法としては…

1.ネーム量を出すために素組(文字とアタリ写真の配置のみ)を作り、編集部でチェック。
2.OKが出たら、キリヌキ画像以外のオブジェクトを削除して、eps保存かpdf形式で書き出し。
3.それをIllustratorで開き、キリヌキ画像はクリッピングパスでマスクされている状態になっているので、そのパスを使ってIllustratorのアピアランスを使ってシャドウ(もしくは発光処理)を作り、あらかじめ透明レイヤーを生かしたキリヌキをIllustratorに配置し、Photoshopで作成した背景画像もIllustrator上に配置して、eps保存してそのIllustratorのepsデータをQXに配置。

もしくは…

1.QXの作業画面をスクリーンショットで取り、紙面見開きの寸法通りに新規でデータを作って、そこにスクリーンショットをコピペして、実寸になるように拡大。
2.人物をPhotoshop上にて透明部分を生かしてキリヌキ。
3.QX上にてキリヌキ写真を配置した時の拡大縮小率をメモっておいて、Photoshop上でキリヌキ画像を、先ほどの【1】で作った画像にコピペ。
そしてそのキリヌキ画像を、メモった拡大縮小率を入力して拡大。
4.キリヌキ写真を配置したレイヤーにレイヤースタイルを適用して、位置を微調整。

という、隔週のゲーム雑誌でよくこんな事やってたなぁ…と、改めて思いました。
もちろん写真のサシカエや修正があれば、その都度QXで修正した後、上の作業を繰り返し…と、印刷所にも自分にとっても、かわいそうなデータの作り方でした。
Illustratorで作ったパーツにドロップシャドウをつけるのも、背景が白以外はすべて「背景画像込みのIllustratorデータ」に集約してeps保存→QXに配置という手順を踏まないとアウトなので。

しかも背景画像やテクスチャは、なぜか素材集を全く使わず、毎回絵を描くように作り込みをしていたので、当たり前ですが、徹夜確定でしたね(笑)
以前所有していたPower Mac 8500/G3環境で、この方法で仕事をやっていたのであれば、今、この業界にいなかったかもしれません(汗)

ただ「QXでグラフィカルなページをどうやったら出来るんだろう?」と考えた結果、時間はかかりましたが、自分の思い描いていた紙面にはなっていたので「がんばってよかったなぁ」と、いまでも思っています。

今回はここまでです。次回は「G4からG5へ。OS9からOSXへ。」(予定)に続きます。

MacBook Proでお仕事をされている方の紹介ですが、こちらもどういう風に紹介するか考え中です。用意が出来次第、ここでお伝えいたします。

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1972年生まれ。東京都八王子出身・中野区在住。デジタル機器やデジタルサービスを駆使して、いつでもどこでも人生を謳歌する「デジタル寅さん」として活動中。デジタルの楽しさを知ってもらうためのデジタルサポートを行っています。 その他にはグラフィックデザイナー、料理や食を通じてコミュニケーションを楽しむ研究をしている「食と心の研究家」としても活動。料理コミュニティ「キッチン男子部」の顧問も。

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