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【雑記】自炊で作った本をiPadで読む。妙に落ち着く理由とは?

iPadで自炊した本をちょこちょこ読んでいます。なぜか読みやすいと思うのと同時に、懐かしい気持ちになりました。その理由とは?

以下、詳細を。

 

iPadくんが自分の手元に来て、1か月以上経ちますが、やはりとても中間的なデバイスだなぁ…としみじみ思います。 自炊した本を何冊か入れて読んでいますが、元々液晶やモニタ画面を長時間見ることが苦痛でないので、読んでいる本に没頭すると、30分とか普通に読んでます。

で、読んでいて気がついたのですが、EPUBやアプリケーションから書き出したpdfデータを読むよりも、自炊した本を読む方が落ち着いて読めるんですね。なんていうんでしょうか、内容はもちろんちゃんとした本なんですが…画面に写り出す感じがコピー本(コピー機でコピーして製本した)のような感じ?というんでしょうか?

じつは私、15年ぐらい前にはゲーム関係の同人イラストサークルを作っていて、毎月会誌を作っていたのです。会誌も少数だったので、作った会誌はコピー本でした。当時すでにMacも購入していて、イラストも手描きのものとPhotoshopで描いたものと2種類ありました。自分のイラスト、各会員さんのイラストをそれを方眼トレーシングペーパーにぺたぺた貼って、イラストにコメントを書いたり、表紙のデザインやロゴをMacで作って見たり、アナログとデジタルをいい感じでごちゃ混ぜにして作っていました。そんな経験から、昔、同人誌とかを買うときにもオフセット本よりも、コピー本の方がなんとなく親近感が湧いていたんですね。

で、自炊した本のことに戻るんですが、当然スキャンしたものは紙質やインクのにじみ、スキャン時のにじみとか出ているんです。当たり前なんですけどね。でも、本を作る工程って、著者さんと編集さん、その他いろんな方が関わって作られているじゃないですか?もちろん同人誌と同じレベルってワケではないですが、いいモノを作り出す気持ちは同じなんだと思います。

そして自分は、当時のサークルの仲間と一緒に、気持ちを込めて会誌を作っていました。なので、そういった意味では、なんかシンクロするんですよね。敢えて自炊することで、本に対する気持ちの入り込みが違うんだなって思いました。これはあくまでも自分だけの感じ方なので、他の方に共感いただけるかどうかはわかりませんが(笑)

電子書籍の形式、見せ方にも、まだまだ人の心を引き込む方法は色々あるんじゃないかな?とも同時に思いました。ユーザー視点って、こういった経験から得ることもあるんだなと、昔を振り返りながら、また自炊した本を読んでいこうかと思います(^^)

 

電子書籍といえば、昨日注文していた「Webデザイン標準テキスト」(境 祐司 著)が届きました。半分ぐらい読みましたが…これは分かりやすくていいですね。

Webデザイン標準テキスト ―変化に流されない制作コンセプトと基本スタイル― (Books for Web Creative)
Webデザイン標準テキスト ―変化に流されない制作コンセプトと基本スタイル― (Books for Web Creative) 境 祐司

技術評論社 2010-06-11
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著者の境さんは、先日の DTP Boosterr や ePublishingPort で講演をされていた方で、とても電子書籍に関して実験的なことをされているすばらしい方です。
電子書籍の話を聞けば聞くほど、Web寄りの知識と仕組みを知ることが重要と思っていました。
そういった意味で、この本はWebの世界を知るためにも読んでいたほうがいい本だと思います(^^)

【関連リンク】
境 祐司
日刊徒然音声雑記

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1972年生まれ。東京都八王子出身・中野区在住。デジタル機器やデジタルサービスを駆使して、いつでもどこでも人生を謳歌する「デジタル寅さん」として活動中。デジタルの楽しさを知ってもらうためのデジタルサポートを行っています。 その他にはグラフィックデザイナー、料理や食を通じてコミュニケーションを楽しむ研究をしている「食と心の研究家」としても活動。料理コミュニティ「キッチン男子部」の顧問も。
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