【デラ研Topics】仕事が終わった時、握手できる関係はすばらしいのハナシ(iPad用アプリ書き出し動画あり)

DESIGN

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Twitterでもつぶやいたのですが、巷で噂になっている「Adobe Digital Publishing Suite」を使って、InDesignCS5からiPad用アプリを書き出してみました。試験的なこととはいえ、できた時の感動はひとしおでした。書き出した際のTipsは後日改めて書きますが、それ以上に嬉しいことがありました。

詳細は以下に

今までのInDesignスキルが生かせる

仲良くさせていただいている @GAKIRA さんとの繋がりで、 生活エンジン株式会社@やなぎはし さんに「AdobeのiPad用アプリ書き出しをやってみようよ」と言われたのがきっかけで、昨日、会社にうかがってモリモリ制作に取りかかっていました。先に言うと、3時過ぎから始めて、0時過ぎまでかかりましたが、どうにか見せられるアプリができあがりました。まだベータ版ということもあって、マニュアルが英語で解読が困難でしたが、やなぎはしさんの英語力で解読していただきました。「ありがとうございます」と思うと同時に、本当に英語力が自分は必要だと心から感じました。

InDesign

↑レイアウト作業は紙媒体と同じように作業します。

Adobe Digital Publishing(iPadアプリ書き出し)に必要なアプリケーション

詳しいTipsなどは、後日まとめてエントリしたいと思いますが、InDesignを通常の業務として使っている人であれば、InDesignのスキルと、ちょっとした知識があれば、iPad用アプリの制作は結構カンタンだと思います。先に必要なツールをご紹介しておきます。

  • InDesignCS5
  • Adobe Digital Publishing Suite
    Digital Publishing Plug-in for Adobe InDesign CS5(InDesign用プラグイン)
    Digital Content Bundler(InDesignデータをとりまとめるAirアプリ)
  • Interactive Overlay Creator(動画やインタラクティブなアイテムを作成するAirアプリ)
  • Adobe Digital Content Preview Tool(作成したアプリデータをiPad上でプレビューするアプリ)

なお、Adobe Digital Publishing Suiteをダウンロードしたり、アプリ書き出し用のデータをAdobeのサーバにアップする工程の際に「Adobe ID」が必要になるので、先にAdobeのサイトにてIDを取得されることをオススメします。

Adobe ID のよくある問い合わせ

Adobe – ADOBE DESIGN MAGAZINE

Adobe Labs – Adobe Digital Publishing Suite

Adobe Digital Publishing Suite The Adobe® Digital Publishing Suite is a turnkey set of hosted services and viewer technology that tightly integrates with Adobe Creative Suite® 5 products. Using the Digital Publishing Suite, professional publishers can design and deploy engaging reading experiences across mobile devices and marketplaces.

iPad用アプリの書き出しに必要なツールです。

Adobe Digital Content Preview Tool 1.1(無料) for iPad

iPad 互換 iOS 3.2 以降が必要

Adobe Digital Content Preview Tool 1.1
カテゴリ: ユーティリティ
価格: 無料 App
更新: 2010/10/01

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最終的にはこんな感じに書き出しされます

チームや仲間と仕事をする喜び

色々試行錯誤しながら作業をすすめた結果、実験的なiPad用アプリの書き出しが成功したあと、やなぎはしさんとがっつり両手で握手をしました。仕事をしていく中で、これほど嬉しい握手はありませんでした。フリーランスで仕事をしてきた中でこんな嬉しい握手をしたのは、もしかしたら初めてのことです。

ひとりで黙々と仕事をするのもいいんですが、チームのために、もしくは誰かのためにと、仲間との関わり合いからの仕事というのも、とても学びのある、ステキな仕事のスタイルなんだなって改めて思いました。

私のようなフリーランスのデザイナーに、こんなチャンスを頂けたこと、本当に嬉しかったです。@GAKIRA さん、@やなぎはし さん、本当にありがとうございます!今後ともなにとぞよろしくお願いいたします!!

【今日の杏珠】

今日は午後から「11月6日 東京ライフハック研究会Vol.3」に、スタッフとして参加します。今回はLT初参戦ということ、そしてUstream放送に新たな試みを試そうと思っています。新たな試みというのは「CamTwist」というアプリを使って、テロップやロゴ、PinPなどを入れるといったことです。いろんな意味で、今日も楽しい一日になりそうです(^^)

101101_slide_002.pdf

↑LTのスライドはこんな感じ。


↑実験的にアーカイブしておいた動画

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1972年生まれ。東京都八王子出身・中野区在住。デジタル機器やデジタルサービスを駆使して、いつでもどこでも人生を謳歌する「デジタル寅さん」として活動中。デジタルの楽しさを知ってもらうためのデジタルサポートを行っています。 その他にはグラフィックデザイナー、料理や食を通じてコミュニケーションを楽しむ研究をしている「食と心の研究家」としても活動。料理コミュニティ「キッチン男子部」の顧問も。

コメント

  1. […] This post was mentioned on Twitter by clockers24, 杏珠(studio H.M). 杏珠(studio H.M) said: 【デラ研Topics】仕事が終わった時、握手できる関係はすばらしいのハナシ(iPad用アプリ書き出し動画あり): […]

  2. カズキ より:

    いいお話!
    原理的には、紙の頃からそういう関係性があってもおかしくなかったわけですが、電子書籍は何やらそういう新しい繋がりを生んでくれるところがあり、そこをおもしろいと思っています。

  3. アバター画像 angixxx より:

    コメント、ありがとうございます(^^)
    電子書籍がハブになって、いろいろ繋がりがもてるというのは、イマドキと言えばイマドキですよね。自分から動こうと思って動けば、必ず流れが舞い込んでくることを信じていますので★これからまた面白くなっていきそうです!

  4. やなぎはし より:

    やなぎはしです。

    こちらこそありがとうございます。杏樹さんの才能があってこそ出来上がったものだと思います。取り組み始めたものの持て余し気味だったので、ご助力いただけとても感謝しています。

    電子出版の分野はこれから面白い?過酷な?変化がたくさん待ち受けていると思いますので、仲間を募ってみんなで楽しく乗り切りたいものですね。
    今後ともよろしくお願い申し上げます。

  5. アバター画像 angixxx より:

    やなぎはしさん>
    InDesignを使っていても、印刷物以外に活用方法はないものかと思っていた所だったので、いいタイミングでした。「こういったことを提案していきたい!」というやなぎはしさんの強い気持ち、そして一緒に作りあげていこうというサポートがあってこそだったと思います。本当にありがとうございました。
    電子書籍だけにとどまらず、それを絡めたビジネス展開を進めて行きましょう!
    こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします!

  6. zzzdtp より:

    やなぎはしさん繋がりでコメントさせて頂きます。
     電子ブックコンバータメーカーは一般的に、デザイン的にチープなサンプル版作りになっているのをわりと見かけます。
     が、このサンプルは実際の使用シーンを想像出来る作りになっていて、こちらのブログ記事を見て「握手」という言葉の実感が伝わるようで、納得しました。
     デザインって、そんな風に、作る側の気持ちも伝わって来るものだなぁと、ちょっと感動です。
     

  7. アバター画像 angixxx より:

    zzzdtpさん>
    コメントいただきまして、ありがとうございます(^^)
    業界標準になりつつあるePubフォーマットに準じた書籍は、こと本文デザインに関しては自由度の制約がつきまといますが、このAdobe Digital Publishingを使うことによって、今までエディトリアルデザインをやってきた方達の、すばらしいデザインスキルを発揮できるフィールドになると思っています。
    時代の流れに乗りつつも、自分の持っているスキルを使って、新しい表現、新しい仕事の形態を見つけていけるきっかけにもなると思うので、Adobe Digital Publishingには今後の動きに期待していこうと思います。そして、こういった新しい媒体を作りあげる工程の中で、会って間もない仲間と仕事をして、喜びを共感・享受できることも、改めてすごいことだと感じました。

    熱血漢が暑苦しいと思う方もいると思いますが(笑)素直に感動できる仲間って、やっぱりいいなって思います。そしてその気持ちを感じ取っていただきまして、ありがとうございました(^^)

  8. […] ラーの結果、無事に実験ができて喜びを享受できたことはものすごい嬉しかったです。前回のエントリでiPadアプリの書き出しをしたときもそうでしたが、年齢や職業に関係なく、仲間同士 […]

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