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【Mountain Lion】ゴミ箱にファイルをいれるたびにパスワードの入力が求められる現象を回避 〜オーナー権限がrootになっていませんか?〜

Icn Terminal 512

どうも!Macでファイルを削除するときは、Command+delete派の杏珠(@powerangix)です。

先日、MountainLionにアップデートしてから、ファイルをゴミ箱にいれる度にパスワードを求められるようになってしまいました。

どうにかならんもんか…と思って調べてみたら、ゴミ箱の権限が変わっていたようなので、そこを修正したら治りましたので、その方法をご紹介したいと思います。

詳細は以下に。

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原因はゴミ箱(.Trash)がユーザーではなく、rootになっていた

ターミナルを使って、ゴミ箱の権限がどうなっているのかを調べてみたところ、ユーザーではなくrootになっていました。

設定方法

ユーティリティフォルダ内にある、ターミナルを使って権限を変更します。
ターミナルはアプリケーションフォルダ内→ユーティリティー内にあります。

コマンドを入力して権限の確認の確認をします

以下のコマンドを入力します。

ls -lad $HOME/.Trash

コマンドの結果を見てみると、権限が『ユーザー』ではなく『root』になっていました。

権限の変更を行います

通常は『root』ではなく『ユーザー』になっているはずなので、ここを『root』に変更をします。

sudo chown XXX $HOME/.Trash

※XXXはユーザー名を入れてください。テキストエディタなどで、前もって『XXX』の部分をユーザー名に変えてコピーしておきます。

変更後の権限の確認

変更のコマンドを入力した後に、再度権限が変更されているのかを確認します。

ls -lad $HOME/.Trash

XXX部分がユーザー名に変更されていればOKです。

drwx—— 5 XXX staff 170 10 17 10:10 /Users/XXX/.Trash

ログアウト

内容の確認後、以下のコマンドを入力します。

exit

※ターミナルを使用する際に、通常では使わないコマンドを入力するので、意図しないOS内部の権限を変更することになるので、自己責任での使用をお願いいたします。

まとめ

OSのアップデートをする場合、今回のように権限の変更が行われたり、意図しないファイルの書き換えなどで、アプリケーションが使えなくなることもあります。

今回のような場合、ターミナルを使って回避をしましたが、余裕があれば、新しいOSの場合は新規インストールをして、必要なアプリケーションや環境設定のみを移行することをオススメします。

【参考リンク】ゴミ箱に入れると直ちに削除される: Apple サポートコミュニティ

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1972年生まれ。東京都八王子出身・中野区在住。デジタル機器やデジタルサービスを駆使して、いつでもどこでも人生を謳歌する「デジタル寅さん」として活動中。デジタルの楽しさを知ってもらうためのデジタルサポートを行っています。 その他にはグラフィックデザイナー、料理や食を通じてコミュニケーションを楽しむ研究をしている「食と心の研究家」としても活動。料理コミュニティ「キッチン男子部」の顧問も。