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【執筆】日刊デジクリにてコラムを執筆しました。「MacBook Airって仕事に使えるの?──デザイナーの現場から見る、MacBook Airの魅力」(第1回/全3回)

メルマガ「日刊デジタルクリエーターズ」にて、コラムを執筆させて頂きました。今回のテーマは「MacBook Air」です。デザイナー目線から見たMacBook Airの魅力を紹介をしてみたいと思います。追加記事などがあり、ちょっと長めのエントリになったので、前半と後半に分けました。

詳細は以下に。

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■?×?×CrossOver Talk[15]MacBook Airって仕事に使えるの?──デザイナーの現場から見る、MacBook Airの魅力

デジクリ読者の皆さん、こんにちは。studio H.M代表のディレクター/デザイナーの杏珠(あんじゅ)です。

あっというまに12月ですね。気がつけば年末進行の時期…皆様、いかがお過ごしですか? 私は先月のコラムにある通り、MacBook Airを購入して、新しい環境を整えました。エディトリアルデザインを中心として仕事をしている私が、現場のデザイナー目線でMacBook Airどうやって使っているのかを紹介します。購入を考えている方にとって、ひとつの参考データになればうれしい限りです。

「MacBook Air、事務所に到着!」の瞬間を写真でプレイバック!

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↑箱がどどんと。

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↑段ボールの中身はこちら。取り出すと…

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↑どどんと!

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↑いらっしゃーい!

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↑付属品はこんなかんじで入ってます。

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↑左からAC、説明書、緊急用のOS入りメディア

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↑フィルムが貼っているので、てかてか(笑)

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↑こんなに薄いんです。うは。

ちっこ!

↑初印象は…「ちっこ!」

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↑AC接続部分。磁石のようになっています。脱着も楽ちん!

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↑起動しちゃった!

↑起動の様子はこちらで

MacBook Air11インチを購入した理由

今回、私が購入したMacBook Airはカスタムオーダーメイドモデルで、11インチ+SSD128GB+メモリー4GB+CPU1.6GHzという内容です。ちなみに合計金額は128,645円でした。なぜこのモデルにしたのかは、3つ理由がありました。

理由1──仕事用の環境とデータのバックアップのため

仕事で扱う直近のデータ量、使用するアプリなどを含めるとデータが50GB近くになるので、作業スペースの空き容量を考えると、64GBモデルの選択はない。

理由2──できるだけ長く利用したい

購入後にアップグレードできない仕様のマシンであるため、メモリー、CPUのアップグレードにさほど価格が変わらないのであれば、CPUもメモリーも積めるだけ積んでおきたかった。

理由3──メインマシンの買い換えの予定がある

仕事でメインで使っているMacBook Pro(2008年モデル)の買い換えを予定しているので、メインの仕事用マシンというよりも、サブマシンの使用として考えていた(詳細はこのあとご紹介します)。 ちなみにMacBook Air11インチのバッテリーは、モニターの輝度を下げて、Webのブラウジング時にFlashを止めていれば、4〜5時間保たせられました。


ClickToFlash Safari extension » Flashコンテンツを自動的に読み込まないようにしたり…

WEBサイトの Flashコンテンツを自動的に読み込まないようにする Safari機能拡張。 「Flash」と描かれたダミー部分をクリックするとFlashコンテンツを読み込みます。また、YouTube, Vimeo, Dailymotion のビデオを H.264 (HTML5 video) に変えて再生してくれる機能も備えます

Flashの表示を止めるSafari用機能拡張。



MacBook Airは「スーパーサブマシン」

MacBook Airはメインではなく「スーパーサブマシン」という位置づけで使用します。「スーパー」と名付けるその理由を3つあげたいと思います。

理由1──メインマシンのMacBook Proはまだ現役で使える

一番の理由は、繰り返しになりますがまだメインマシンのMacBook Proが現役で使えるということでした。ただ、なにかあったときのために、MacBook Airには仕事で使うアプリ(Adobe関連)はすべてインストールしてあり、あとはフォントをインストールすればメインマシンとして使えるようにしてあります。スペックの数値以上に、MacBook Pro(メインマシン)より性能が上なマシンということで「スーパー」サブマシンと命名しました。

理由2──MacBook Airを単独で使う場合、作業画面がせまい

今使っているメインのMacBook Proは15インチです。この大きさはMacBook Air単独で使う場合、ぎりぎり作業ができる大きさです。なのでMacBook Air11インチ単独だと作業はとても厳しい環境だと思います。ちなみにiPadをサブモニターとして使って、どこでもデュアルモニター環境にする方法もあります。


理由3──MacBook Airを「カートリッジ化」する

基本的にMacBook AirはMacBook Proよりも起動や処理が早いので、仕事以外の処理はMacBook Airメインで使うことにしました。そこで考えたのが「カートリッジ化」するという発想です。メインマシンと連携して使うのもOK。単独で使うのもOK。どちらでも使えるような立ち位置でつかうことで、MacBook Airの存在がより輝きを増しました。

デザイン業務にかかわることは、MacBook Proでなくてもできることがある

MacBook Airの処理の速さと、仕事以外のマシンに特化することで、どこでも仕事の下準備ができます。たとえば……

  • 仕事で使う画像をMacBook Airでダウンロードしておきます。Photoshop→解像度の変更→RGBからCMYKに変換→psdデータで別名で保存などの設定をしたドロップレットなどを作り、仕事で使えるように画像を変換しておく
  • Jeditなどのテキストエディタで、テキストデータの下処理をする
  • 外出先から「どこでもMyMac」や「画面共有」の機能を使って、メインマシンの遠隔操作での作業をする

……といったこともできます。


Jedit X Rev.2 | Artman21

Jedit X (じぇいえでぃっと・てん) は、Mac OS X の標準開発環境である Cocoa をベースに零から書き直したテキストエディタです。 Mac OS X の機能をフルに引き出し最新のテキスト編集環境を提供します。

仕事では定番の高機能テキストエディタ



仕事以外ではこんな使い方も

仮想OSアプリ「VMware Fusion」にWindows XPをインストールしてWindowsアプリを使用することもできます。実際にWinsdows環境で使うアプリは青色申告で使う会計ソフトだけですが、長年使っていた会計ソフトが外出先にそのまま持ち出せれば、外で経理状況を見たり、税理士さんなどにデータの修正をその場でお願いすることも可能です。

Mac ソフトのことなら act2.comなんか、あれ…(笑)

↑XPのクラッシック表示だとこんな風に…(笑)

それ以外では…

  • コラムや原稿書きなどの執筆 (先ほど紹介したjeditMindjet MindManagerなど)
  • タスク管理アプリや家計簿アプリなども即座に入力&チェックが可能(OmnifocusMasterMoney2など)
  • Ustream放送もばっちりできます(Webカメラ+オーディオインターフェイスを別途接続しての放送も可能です)

MacBook Airって仕事に使えるの? ー現場デザイナーから見る、MacBook Airの魅力ー

↑MindManagerもさくっと使えます

そのほかには「カートリッジ化」でのキモとも言える「連絡ツール」として使う方法をご紹介します。

MacBook Airは第2のケータイ電話

MacBook Airを連絡ツールとして使ったときに、まさに「第二のケータイ電話」と感じていました。MacBook Airを、連絡ツールとしてどうやって使っているのかをピックアップしてみたいと思います。

メール&スケジューラー

Thunderbird+Lightning(スケジューラー)を使ってスケジュールとメールを一括管理  

Design × Lifehack × CrossOver Lab – 【ほぼ日あんじゅ – 003】Thunderbirdをスケジューラーとして使ってみよう

Thunderbirdはメーラー以外にスケジューラーとしても使えるのって、ご存じでした?「Lightning」っていうアドオンをインストールすれば、Thunderbirdがスケジューラーに早変わりです!

メーラーをスケジューラーに変身!



Skype

USBヘッドセットか、Bluetoothヘッドセットで音声チャット。電話代わりに使えます。ちなみにうちで使っているヘッドセットは「MM-HSUSB7BK」という商品です。


無料のインターネット通話と電話への格安通話 - Skype

ネット経由で無料通話!



Twitter

Twitterクライアントをつかって情報収集、発信(夜フクロウYoruFukurouなど)


YoruFukurou

夜フクロウはMac OS X専用のTwitterクライアントです。

軽快で使いやすい。これでフリーでいいの?



SNS(サイボウズLive、フェイスブック、mixiなど)

メール以外の連絡ツールとして利用しています。


事務所内の無線LANを利用をすることで、電源コード以外、なにもコード類を接続しなくても作業ができる「モバイル端末」として使うことができます。

事務所内では無線LAN環境を使って、外出先では光ポータブル(イーモバイル回線)を使います。光ポータブルはフレッツスポット契約もしているので、地下鉄など、電波が届きにくいところもカバーします。そして出先(ホテルや事務所)で、もし有線でのネット環境があれば、光ポータブルにケーブルをつなぐことで無線LANルータとして使えます。ここまでくれば「第二のケータイ電話」と言ってもいいのではないでしょうか?

MacBook Airから電源を抜いて、事務所内でも外出先でもどこでも作業の続きがシームレスにできる。まさに自分が望んでいた環境です。


フレッツ・スポット|フレッツ光公式|NTT東日本|公衆無線LANサービスなら「フレッツ・スポット」

フレッツ光ユーザーなら、光ポータブルとフレッツスポットを合わせて、月額525円で利用可能。(イーモバイル回線料は別)



と、今回はここまでです。後半はクラウドサービス活用法、購入した周辺機器、インストールしたアプリケーションの紹介をしたいと思います。

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1972年生まれ。東京都八王子出身・中野区在住。デジタル機器やデジタルサービスを駆使して、いつでもどこでも人生を謳歌する「デジタル寅さん」として活動中。デジタルの楽しさを知ってもらうためのデジタルサポートを行っています。 その他にはグラフィックデザイナー、料理や食を通じてコミュニケーションを楽しむ研究をしている「食と心の研究家」としても活動。料理コミュニティ「キッチン男子部」の顧問も。
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