メモ、書類、情報、思考…あなた流の整理法ってありますか?──多彩なメモ管理ができる「Evernote」に行き着くまで /第4回  まずは「整理」する方法を色々調べてみる(その4)

先日のエントリーでお伝えした「整理法とEvernote」についての連載、 第4回目も「まずは「整理」する方法を色々調べてみる」の続きです。
前回に引き続き、Evernoteに関する詳細はもう少し後になるかと思うので、私の整理法に関するエピソードに興味のない方は、どうぞ読み飛ばしていって下さいませ(^^)

前回、意地になって整理法の本を読んでみて実行をした結果、徐々にやらなくなっていった自。そして、そのとき購入した整理法の本が、本棚の奥底に押し込まれていって、その存在すら忘れられてからから数ヶ月経った時の箏でした。
いつもお世話になっているamazonさんのサイトで、仕事に必要な資料を見ていたときの箏でした。間違えて別の本のリンクをクリックしてしまい、開いた先の本の紹介のページをさーっとスクロールしていたら、今回紹介する「すごい! 整理術」(坂戸健司・著)」の本が目に入ってきました。

タイトルとかじゃなく、なにかが「ピン!」と来たんですね。でも、そのときにamazonでは購入しませんでした。(1回目)
なぜ購入しなかったのかと言うと、数ヶ月前に整理法の箏で、自分が整理法に対してイヤになっていた箏を思い出したんですね。著者さんには全く持って非はないのに…というか、整理法を通じて、著者さんはいい事をみんなにお伝えするという素晴らしい事をしていたにも関わらず、自分はその著者さんに対して、自分勝手ではありますが、当時は嫌悪感すら持っていたのかもしれません。

そして数日後、近所の本屋さんで「すごい! 整理術」の本をまた見かけました。自分が探していたわけでなく、たまたま目に入ってきたんですね。でも、この本屋さんでも購入しませんでした。(2回目)
その時は、以前の時よりも嫌悪感はなくなっていて「ああ、そういえばこの本、amazonで見たな…」というぐらいの気持ちでした。

そしてそのまた数日後、作り話と思って信じていただかなくてもいいのですが…別の本屋さんでまた「すごい! 整理術」の本を見つけました。(3回目)
よく考えて見て下さい。偶然といって片付けるのは簡単ですが、3回も同じ本を目にすることって、普段体験したことってありますか?しかも自分の好きなジャンルの本でもなく、本の内容は数ヶ月前に失敗した、イヤな気分が蘇りそうなジャンルの本です。そしてその直後、ご想像の通りですが、今までの嫌悪感はどこへやら、ドキドキワクワクしながら本を購入しました(笑)

ここまでこのエントリを読んで頂いた方の中で、カンの鋭い方にはお分かりになった方もいらっしゃると思いますが、目の前に現れる箏やモノ、シチュエーションが複数回続くことというのは、それが良くも悪くも、自分にとって興味がある事なんです。日々過ごす中、無数の情報が飛び込む中で、無意識に自分が「整理」という言葉に関心がある。しかも、できなくてイヤになった経験があるにも関わらずです。

すごい極端なたとえで言えば、宝くじを初めて買ったときの宝くじが1億円が当たったとします。ビギナーズラックと思いながらも、その当たった経験は衝撃的な出来事なので「また1億円当たるかもしれない」と思いながら、再び宝くじを買おうとする。そう思われる方が多いと思いませんが?

でも今回の「整理法」に関しては、宝くじが当たったような出来事ではなく、宝くじが外れたような状況ですよね?「買っても当たらなかった!損した!」と思えるような状況だと思うんです。そんな状況でも「本当にそれが実現したい、心からそうなりたい」と思う事であれば、「これってもしかして自分の中で達成したい目標なんじゃないか?」という気持ちが浮き出てきます。

一度うまくいかなかった箏、それでももう一回チャレンジしてみる。チャレンジすることで、失うこと以上に得ることがある。今回のような状況が必ずあるわけではないんですけど「何度も自分の前に現れること」それは、自分にとって必要だから現れることと思って、ちょっと立ち止まって考えて見ませんか?その「何度も目の前に現れることに対するとらえ方を変える」という箏も、実は今後、大事な考え方の一つになってきます。普段、何かをやろうと決めるときにもこの方法はとても力強い味方になってくれます。

あ…横道にがっつり逸れてしまいました(汗)次回は本当に「すごい! 整理術」(坂戸健司・著)」の本の中で書かれていた「私のコックピット書斎」という見出しについて、お話したいと思います。
(つづく)


この連載全般に言えることですが、あくまでも自分なりに進めてきた整理法やライフハックの考え方ですので、人によっては合わない箏もあるかもしれません。
ですが、何かしらお役に立てる箏があれば、見ていただく方自身で自分なりにカスタマイズしたりして、どんどんチャレンジしてみて下さい(^^)

そして「こうしたらいいのでは?」とか「ここってどうなの?」とかご意見があれば、Twitterでも当ブログのコメント、メールフォームからでも、お気軽にお問い合わせ下さいませ。

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1972年生まれ。東京都八王子出身・中野区在住。デジタル機器やデジタルサービスを駆使して、いつでもどこでも人生を謳歌する「デジタル寅さん」として活動中。デジタルの楽しさを知ってもらうためのデジタルサポートを行っています。 その他にはグラフィックデザイナー、料理や食を通じてコミュニケーションを楽しむ研究をしている「食と心の研究家」としても活動。料理コミュニティ「キッチン男子部」の顧問も。
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