「インデザインデータの入稿時に、画像データを適切に変換して、入稿データの用意を少しでも早められたら…」
そんな要望に応えられるのが、この「仕上げ屋(スタンダード版・ライト版)」です。
詳細は以下に
【概要】
インデザインデータに配置した写真データを、原寸100%にリサイズして再リンクしてくれるユーティリティです。
ベクターサイトから引用
「仕上げ屋」はInDesignに配置された画像ファイルを、自動で入稿用に最適化するソフトウェアです。
InDesignに配置された画像が「出力解像度で100%」「フレームの大きさにトリミング」「回転無し」になるようにリサイズ調整します。
通 常、この作業は入稿直前(レイアウト確定後)に「InDesignでスケールを確認」「元画像をPhotoshopで開く」「出力解像度を考慮しつつリサ イズ・保存」「InDesignで再リンクの確認」という手順で行いますが、これらの作業をInDesignとPhotoshopの「スクリプト機能」を 使って自動化します。
【使い方】
使い方は至って簡単です。
1.入稿したいインデザインドキュメントを開いた状態で、仕上げ屋を立ち上げます。
2.「対象画像」プルダウンメニューから、ドキュメント上のどこまで(ドキュメント全体、指定した画像等)を指定する
3.「入稿したいインデザインドキュメントを開いた状態で、リサイズしたデータの保存先を指定する。
4.実行ボタンを押す
それ以外にも画像の保存形式の変更等、かなり細かなカスタマイズも可能です。
【感想】
最近はデジカメの性能もアップして、かなり大きな画像を原稿として頂く事も多くなり、その大きなデータを実データとして入稿する事も多くなってきました。
入稿時に時間がない時、カタログページなどの写真点数が多いインデザインドキュメントを見ると「拡大率一ケタ」とかの画像がわんさか入っていたりするページってありませんか?そんなときこそ、この「仕上げ屋」が大活躍します。
仕上げ屋の使うメリットとして…
●データを送る時(オンラインストレージ、サーバ等)に圧縮する時間が減り、データのアップロード、ダウンロードの時間が短縮される。
●編集部でのプリントアウトの時間の短縮、印刷会社に入稿する時に、印刷会社へのデータを送る時(オンラインストレージ、サーバ等)データのアップロードや、メディア入稿の際のコピーの時間の短縮。
これだけチリツモで時間が短縮されると、デザイナーさんや編集さんの校了時に「仕上げ屋」を使うことで、終電に間に合うかもしれない。
入稿データをデザイナーさんが編集さんに対して「いつも重いデータ、申し訳ないです…」と思ってデータを渡していた所を、「こちらで入稿時のデータを軽くしたので、入稿時間を短縮出来たら嬉しいです」という「思いやり」を持ってデータを渡せます。
現在進行中のスキー雑誌の入稿時に、初めてこの「仕上げ屋」を使ったところ、入稿時のデータのやりとりの時間が格段に減りました。
我が事務所は自前のOSXサーバを導入しているのですが、HDDの容量が通常のレンタルサーバよりも容量が多いとはいえ、保存容量にも限界があります。
いろんな意味でこの「仕上げ屋」は「ギガ(テラ)データ時代の救世主」といっても過言ではないと思います。
フリーウェアの「ライト版」もありますので、そちらで試して頂いて、気に入ったら是非「スタンダード版」の導入を検討してみて下さいませ。
作者の中綴さんに感謝!です。今月もお世話になります!!
【ダウンロード先】
Double-talk Publisher 「仕上げ屋 1.2」公式ダウンロード開始


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