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【ココロのコトノハ】【連載第二回】瞑想の森内観研修所に集中内観に行ってきました 〜内観の方法や注意点と初日の様子〜

みなさんこんにちは!デジタル寅さん@杏珠(@powerangix)です。

先日「瞑想の森内観研修所に集中内観に行ってきました 〜私が内観に行ったきっかけ〜」でお伝えした通り、一週間の集中内観に行ったレポートの初日の様子を書いてみようと思います。

内観に興味のある方もいらっしゃると思いますので、瞑想の森内観研修所の公式サイトから、集中内観の方法や写真などを転載させていただきながら、自分で経験したこと、感じたことを書いていこうと思います。

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(via:内観法.com 瞑想の森内観研修所

詳細は以下に。

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初日の流れ

午後13時に、研修所があるJR氏家駅にて、研修所のスタッフの方々が車にて送迎をして頂きました。今回の参加者は私を含めて男性4人、女性2人の計6人でした。

研修所に到着後、受付を済ませてから内観する本館にて内観に関する諸注意やスケジュールの説明をしていただき、さっそく内観が始まりました。

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(via:内観法.com 瞑想の森内観研修所

初日のスケジュール

2:00pm 受付
3:00pm ガイダンス
6:00pm 内観開始
9:00pm 就寝

食事

食事は朝(7時)昼(12時)晩(18時)と三食、研修所の敷地内の畑でとれた無農薬有機野菜を使った料理とのことで、とても美味しく頂けました。(同じ献立ではありませんが、以下の写真のような献立でした)

食事中は、内観経験者の方の声、内観関係者の講演や、内観の方法に関わることなど、内観に関わるテープが流れます。

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(via:内観法.com 瞑想の森内観研修所

玄米菜食や断食での内観も可能

玄米菜食もできることを帰ってから気づきまして(笑)断食をしながらの内観もできるとのことなので、どちらも興味があれば、内観が始まる前、もしくは申し込みのときに事前にご相談してみてはいかがでしょうか?

玄米菜食もご希望に合わせてご用意できますので、お申し付け下さい。また、断食をしながらの内観もお受けしております。

via: 内観法.com 瞑想の森内観研修所

ちなみに朝〜昼の時間帯はローフード的には排毒の時間なので、お水だけにしていただきました。初日の朝食のあと、紙に書いてご飯を頂いたお盆の上にメモを書いてお伝えしました。直接スタッフの方にお話ししてもいいかと思います。

持ち物

持ち物に関しては、いくつか注意点があります。以下に公式サイトから転載しますが、自分で気がついた点を書いておきます。

  • 洗濯ができないので、多めに持っていったほうがいいと思います。
  • 時計を忘れてしまい、研修所でお借りしたのですが、時計が必要なのは、お風呂の時間がその日によって入る時間が違うので、そのためだけに必要だったかんじです。(ちなみにお風呂は1人20分〜30分(参加人数によって変わる)です)
着替え(ジャージ、スウェット等の楽な格好)、下着類、タオル・バスタオル、洗面用具、シーツ(敷き布団用)、時計、筆記用具、常用薬、等。
シャンプー、リンス、ドライヤーは、一応の用意はあります。 (注)洗濯が出来ませんので下着等の着替えは必要分ご持参下さい。
(注)研修期間中は、携帯電話はご使用になれません。

via: 内観法.com 瞑想の森内観研修所

集中内観の方法

研修所の公式サイトから方法と注意点を引用させていただきました。私は研修所の内観の方法に乗っ取ってやったことがなかったので
と、オススメして頂いた社長さんからも「予備知識はなくても大丈夫」とおっしゃっていたので、ここの方法もまったく見ないで内観を始めました。

なので、ここの方法は見なくても、ちゃんと研修所でやり方を教えてくれますので、概略的に知りたいという人はさーっと流すぐらいにして見てみてください。

1. 集中内観は、日常のあらゆる情報を遮断して、原則1日15時間(朝6時起床、夜9時就寝)ずつ、一週間連続して座って、ひたすら自分自身を見つめ続ける作業である。
2. 内観をする場所は、部屋の一隅に立てられた二つ折りの屏風の中で、そこに楽な姿勢で座る。
3. 考えることは、一言で言えば、他人に対して自分のした行為を、相手の立場に立って反省することである。
4. 調べる方法としては、自分と他人との関係を、自分史をめくるように年代順に事系列順に、相手の立場に立って自分を調べることである。
5. 特定の身近な人を一人ずつ、想起の対象として順次取り上げる。原則として母から始め、母の次は父・兄弟・姉妹・配偶者・子供・友人…といった具合に、自分の関わりのあるあらゆる人に対しての自分を時間のある限り調べていく。(起きている間中、食事をしている時でも入浴中でも一分一秒を惜しんで内観する)母親に対しては最後にもう一度やると良い。
6. その対象となる人に対して、自分はこれまでどういう態度や行動をとってきたかを、思い出せる限りの昔から、3〜4年ずつ年代を区切って調べていく。
7. 調べる内容としては、次の3つのテーマで、対象者に対しての自分を、検事(自分)が被告(自分)を取り調べるがごとく厳しく調べる。
(1)「していただいたこと」
(2)「して返したこと」
(3)「迷惑をかけたこと」(このテーマは、最も重要かつ困難なので、特に重点を置いて調べる)
調べる際は、2:2:6の割合で重点を置いて調べる。 実際にあった具体的な出来事や経験を、出来る限り細かく、絵に描くようにまざまざと思い出すことが最も良い方法である。
8. 面接を約2時間おきにおこない、内観者は調べた内容を各テーマにつき具体的な事実を1〜2つずつ面接者に報告する。その問答は次のような形をとる。
面接者が屏風の前に正座をして、合掌・礼拝をする。
面接者が屏風を開けて、内観者に「ただいまの時間、どなたに対して、いつのご自分を調べて下さいましたでしょうか」と問う。
内観者は「小学1年から3年までの母に対する自分を調べてみました。していただいたことは…、して返したことは…、迷惑をかけたことは…。次の時間は、小学4年から6年までの母に対する自分を調べさせて頂きます」というように答え、面接者が「ありがとうございました」と結び、再度お互いに礼をして屏風が閉じられる。
このような形式で、1日数回(7〜8回)面接が行われる。
9. 1回の面接時間は3〜5分で、このとき内観者は話したくないことは話さなくて良い。
10. 「嘘と盗み」というテーマもある。これは、前述の3つのテーマを補い、特に罪の意識を自分の行動に基づいて経験することが出来る。
11. 「養育費」というテーマもある。これは、自分が自立するまでに、親にどれだけ経済的負担をかけたのか、経費計算をする。
12. 食事は、3食とも屏風に運ばれ、原則として屏風の中でおこなう。膳の上げ下げは内観者が行う必要はなく、面接者側でおこなう。
13. 食事中に、内観を導入するための参考テープを流す。
14. 内観中は、原則として、起きてから寝るまでの間、屏風の中で情報を遮断した状態で過ごすため、新聞・ラジオ・テレビ・携帯電話はもちろん、面接者以外の他の内観者と一切話をしてはいけない。

(via:内観法.com 瞑想の森内観研修所

集中内観の方法に、補足で説明が書いていましたが、後日、記事には改めて書きますが、前半の自分の内観は、ちゃんとできているかどうかは自信がありません。内観の方法を理解していただいたスタッフの方が、見守るように聞いて頂いたからこそ、安心して内観ができたのでは?と思います。

以上のように内観の仕方は非常にシンプルで簡単ではありますが、現実には、研修所において、週の半ば頃までは、きちんと内観法にのっとって内観できる人はほとんどいないといっても過言ではありません。

 更に、内観法の重要な要素である「面接」及び、必須条件である情報遮断を実施する上からも、初めて内観をする時には、まず、適切な面接指導者による内観研修所での集中内観が肝要であると言われます。

via: 内観法.com 瞑想の森内観研修所

疑問点・不明点がある場合

内観方法と同じことになりますが、ここも私は読まずに集中内観に行きました。集中内観に興味のある人は、ここを見てみると疑問点や不明点などが解消されるかもしれませんので、読んでみてはいかがでしょうか?

内観法.com 瞑想の森内観研修所
よくある質問も見ていただくと、不安に思っていることが解消できると思います

内観中の感情や思考などの気づき

生まれて初めての内観の初日でしたが、正直心穏やかではありませんでした。今思うと、こんな心境でした。

  • この12月に仕事をしないで内観に来てしまったけど、これで良かったんだろうか?
  • 参加した他の人達は、何の目的で来ているのか?
  • 何か超常現象でも起こるのか?
  • これ(内観)をやりきれば、新しい自分に生まれ変われるかも

今思うと、ホント、余裕がなかったんですね(笑)

そしてiPhoneをスタッフの方に渡すときに「あ、そうか…一週間もう会えないんだっけ…」と、もっと触っておけば良かったって思ったのも内緒です(笑)

内観をする「半畳」というスペースは狭くないのか?

半畳のスペースで、屏風で仕切った中で内観をやるっていうのは知っていましたが、実際にやるのは初めてでした。落ち着かないと思ったんですけど、そんなことはありませんでした。

半畳のスペースで大丈夫だった理由

大丈夫だったのは、ふたつ理由がありました。ひとつは、中学校のときに押し入れを自分の部屋にしていたときがあって(ドラえもんのような感じ?)その雰囲気に似ていたのと、ふたつめは母に「座って半畳寝て一畳」って言葉を良く聞いていたことを思い出したからです。

母の料理屋のバックヤードは、一畳程度しかありませんでした。お店の閉店時間が遅いときは、そこで寝泊まりして、朝、市場に買い出しに行っていたことも結構ありました。

家族のために働いていて、そのスペースだけで寝泊まりしたことを、自分なりに理解ができたからかもしれません。そのときのことを思うと、本当に感謝、感謝でございます。

周りの人の様子や物音が気になる

内観をしている最中に気がついた点がありました。それは

「内観を深く見てみようと思った時ほど、周りの人の存在が気になる」

ということでした。

自分はなんでそう思っているのか、その思いが後日はっきりとわかり、そしてその感じ方が変化していきました。その内容は後日の記事に書きますね(^^)

この部分が気になる方は、ちょっと考えてみてください。何かに集中しようと思った時に、周りの存在に気になることってありませんか?

後日の記事の内容が、その答えになるかどうかはわかりませんが、ちょっと考えて見てもらうと、面白い発見があるかもしれませんよ(^^)

内観初日データ

晩ご飯

カレーライス、サラダ

内観した内容

  • 母に対しての自分 0歳〜3歳
  • 母に対しての自分 4歳〜6歳

まとめ

初日の様子はいかがでしたか?こうやって振り返ってみて、気がつくところも多いので…これを見て頂いている方にも、このブログの存在にも感謝、感謝です(^^)

手放したあとの開放感と「地球が自分の家」という思考

おまけで、この記事を書いている途中で気がついたことを書いておきます。

今、家にある自分の手荷物は約2畳だけになりました。半ば強制的にこの荷物の量になりましたが、なんら問題なく生きていけます。そして去年末から「デジタル寅さん」というキャッチコピーをかかげて、デジタルな技術や、自分が体験した経験を元に、どこでも仕事をやったり生み出したり、遊んだり生活したりといった活動を進めています。

それを突き進めていって、こんな思考になりました。それは「地球が自分の家」という定義です(笑)自分が生きている限り、そこにいる場所が自分の家なんだって。面白くないですか?(笑)

ココロとカラダをリセットして、自分が存在する場所で仕事を作りだす。必要最低限のモノを持ち、なにか必要なら現地で調達する…これほどやってみたいことはないなぁって、心底感じています。

だれにでも勧められることではありませんが「やってみたい」とか「興味あるよ」って人と、どんどん繋がっていって、自分がもっている情報、経験談からマインド、人間愛まで、様々な形で共有していきたいと思いますので、リアルでも、このブログでも、facebookやTwitterでも、いつでもお声がけください(^^)

この変化も、内観を体験したからこそ、気がついて実感していることなんだと思います。

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1972年生まれ。東京都八王子出身・中野区在住。デジタル機器やデジタルサービスを駆使して、いつでもどこでも人生を謳歌する「デジタル寅さん」として活動中。デジタルの楽しさを知ってもらうためのデジタルサポートを行っています。 その他にはグラフィックデザイナー、料理や食を通じてコミュニケーションを楽しむ研究をしている「食と心の研究家」としても活動。料理コミュニティ「キッチン男子部」の顧問も。
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