「自分の手で書いた文字をPCや印刷物でも使いたい」 そんな要望に応えられるのが、この「マイフォント/マイフォントライト」です。
自分で専用用紙にペンで書いた文字を、フォントデータとして作成してくれるサービスです。
基本はWindows用ということですが、オプションで『Mac用』『OpenType』『Bold』(文字を太らせる)等 様々なサービスがあります。 今回は『Mac用OpenType』と『プロポーショナルフォント』のオプションをつけました。
MY FONT Lightの登録方法
1商品を購入すると、下記のようなパッケージが届きます。
2送られてきた用紙に、ひらがなやカナ、漢字や自分の名前等必要な文字をペンで記入します。ひらがな、漢字とこれ以外にも数枚記入しました(結構書き直してたり…笑)
3必要事項を書き込んだら、専用の封筒に必要書類を同封して返送します。 2週間ほどすると、作成されたフォントデータが入ったディスクと説明書が届きました。
4早速、書体をインストールしてみます。 届いたディスクをPCに入れると、下記のようなアイコンがデスクトップに現れます。
当方はフォントユーティリティ『SuitcaseFusion』を使っているので、細かいフォントのインストール方法は割愛させて頂きますが、OSX標準の『FontBook』でも簡単にインストール、管理ができるので、リンク先 のappleのサイトを参照して下さい。
6アプリケーションで書体が使えるか確認 インストールが完了したら、アプリケーションで使えるかどうかを確認してみました。イラストレーター(CS3)では問題なく表示されました。 実際に使ってみて、気がついた点を2点ほど記載しておきます。
1.文字の収録数が「マイフォント/マイフォントライト」と違うので、購入するサービスによっては、入力した文字が表示されない事もあります。
もし必要な文字が表示されない場合は、アウトラインを取って合成するような手順になります。
2.実際に専用シートに文字を書くときの注意ですが、書きはじめは気にならなかったのですが、文字を書いているうちに小学校の時の「漢字の書き取り」をしている錯覚が(笑)
そうなってくると、文字を丁寧に書こうと無意識に思いはじめます。結果、なにか契約書を書くときのような「がんばっちゃってる」文字になっていました。
フランクに書いている文字も真剣に丁寧に書く文字も、どちらも自分で書いた文字なのですが、 もし普段書いている文字に近づけたいのであれば、書くときに「丁寧に書くぞ」と気張らないで、普段手紙や書類を書くような気軽な気持ちで書いた方がいいかもしれません。
あんじゅの思うトコロ
自分の書いた文字がモニタ上に現れるのは、なんともこそばゆいというか、不思議な感じです。
「手書きで書く時間がないけど、せっかくなら印刷物でも自分らしさは出したい」 誰かに印刷したものを送るときに、もちろん市販の綺麗なフォントをつかうのもいいと思いますが、自分の気持ちが入ったフォントで印刷されたモノを送る方が、受け手にも気持ちは伝わると思います。
なので「自分の気持ちをデジタルでも伝えたい!」と思う方には、とてもいいサービスだと思います。
1点要望があるとしたら、購入を考えている方に対して、購入前に10文字ほど文字を記入してもらって、それをデジカメとかで撮影して写真データを送ってもらいます。
その写真データを元に作成したフォントを文章にしたデータが見られれば、購入する方にはいいご提案になるんじゃないかな?と思います。 (いわゆる●●ジェネレーターのような感じ)
購入された方にも途中経過として「こんな感じになりますよ」って、作成された書体で文章にした画像(上記のスクリーンショットのような)をメールで送ってもらえれば、ユーザーさんも安心するのではないでしょうか?
我が事務所では、請求書の住所欄や添え状などで使用しています。茶封筒や和紙など、ちょっとテクスチャが入っている紙に出力した方が、より手書きっぽく見えるのでオススメです。 このようなサービスを世に出してくれたテクノアドバンス様に感謝です!ありがとうございます!!
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